事業概要
古紙仕込み(パルパー)工程【AIPA株式会社】
原料古紙を品種別に計量配合し、再生工程に仕込みます。
またこの仕込作業では、禁忌品の選別除去を行うなど
再生パルプの品質にこだわった処理をしています。
また牛乳パックや機密書類は、さらに特別処理を行います。
ニーダによる離解・分散 【AIPA株式会社】
古紙はスクリーン(篩い分け装置)などで何段も精選し、
除塵してニーダで離解します。
ニーダでは高濃度パルプ液を、繊維同士の
摩擦力を利用して均一に古紙を離解すると同時に、
インクを細かな粒子に分散処理します。
これはわれわれが独自に開発した古紙脱墨技術の
重要な要素を構成しています。
脱インク(浮選)工程【AIPA株式会社】
フローテータ(浮選器)で
微細化したインクを気泡に吸着させ、泡と共に除去します。
この方法は用水を極度に節約した脱インク法です。
反復して古紙に含まれるインクを十分に除去するので、
無漂白でも白い再生パルプが得られます。
さらにクリーナ(遠心分離機)で微細異物を除去し、
最後に水洗してクリーンな再生パルプが仕上がります。
再生紙の生産(抄造工程)
当社では再生パルプの抄造に適した高速マシンを
早期に開発導入しました。
これにより再生紙の高品質、高生産性を実現しています。
また均一で緻密なクレーピング(縮緬仕上)で
再生紙を一層やわらかく肌触りのよい製品に仕上げます。
自動加工システム
作業の能率化、省力化は今日の製造業に強く求められる重要な側面です。
当社ではトイレットペーパーの生産に必要な、自動生産設備を独自に技術開発してきました。
多様なニーズに応える多様な商品を、コンピュータを駆使した生産設備で対応しています。
生産設備開発により、プリント商品、長尺商品、芯ナシ商品、業務用商品などの生産が可能となっています。
工場排水処理
瀬戸内海のきびしい水質基準のもとで、早くから排水処理技術に独自に取り組んで来ました。
排水処理は全自動管理し、濁度、COD(化学的酸素要求量)、全窒素、全燐の排出量を連続的に自動計測して、安定した高水準の排水水質を継続的に維持しています。
泉製紙では、社員ひとりひとりが
誠実な物作りの心意気を持って仕事にのぞむ社風を育てています。
★泉製紙では常によりよい商品づくりを心がけ、新たな取り組みを重要と考えています。
[ 当社の製造・販売商品については、別項「商品案内」の項目をご覧下さい。 ]
★また、当社では「製品作り」において品質は物作りの心意気と考え、誠実にモノ作りに取り組みます。
[ 当社の製造・販売方針については、別項「経営指針書」の項目をご覧下さい。 ]